ウォールの歴史
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1911 現在のウォール・クリッパー・コーポレーションへ至る道のりは、スターリング高校2年のリオ・J・ウォールが電動マグネットモーター式バリカンを発明した時に始まりました。後に、イリノイ大学工学部学生の時、叔父のJ・フランク・ウォールの為に医療用マッサージ機を設計しました。マッサージ機は、その叔父によってイリノイ州・スターリングの小さな工場で生産されるようになりました。リオはアルバイトでこのマッサージ機を理容店に販売するようになり、理容店で使われている道具の性能向上が必要だと気付きました。叔父がメキシコ革命の為に軍隊に召集されている間、リオは工場の運営を引き継ぎ、新しい電気バリカンの開発に取り組み始めました。

1919 10月14日、リオは新たにマグネットモーター式電気バリカンを開発し、特許を申請し、ウォール・マニュファクチュアリング・カンパニーで生産が開始されました。それは今までのフレックスシャフトを通して別のモーターに接続する必要のない、初めて実用化されたハンディタイプのドライブモーター式バリカンでした。1920年の終わりまでには、アメリカ中の理容店に何千ものバリカンを製造・販売するようになりました。当初、ウォール氏は理容師の意見を直に積極的に取り入れ、バリカンの効率・利便性に反映させました。

1921 2月2日、リオ J ウォールは新たなバリカンの特許を得て、ウォール・マニュファクチュアリング・コーポレーションの株を100%収得し、ウォール・クリッパー・コーポレーションと名前を変え、組織を法人化しました。生産品の売上げ及び特許の使用料で資金を得て、急速に成長を遂げました。

1940 1940年代初期、工場にプラスチック生成プレスを設置し、要である生産力を拡大し続けました。マイクロサイズの電気スイッチを大量生産した頃もありました。様々な生産技術にくわえ、自社工場でほとんどの部品を調達できる一貫生産工場として成長しました。この頃、 業務用ヘアードライヤー、はさみ研ぎ器、はさみ、カールブラシ、コーム、バリカン用アタッチメントコームのような理・美容師向けの商品群も充実し始めました。静音ハンドドライヤーの生産も開始され、1日に約2000台を生産するまでになりました。シェークミキサーのような、マグネットモータを採用した新しい商品も開発されました。

1950 アメリカ以外の国でもウォール製バリカンの需要があることに気付いたウォールは輸出を開始しました。これに伴い様々な電圧や周波数に対応した商品の生産を開始しました。それ以来、ウォールは世界中で販売・サービスのネットワークを築き、愛され続けています。1950年初頭、カナダ・オンタリオ州ウィンザーで工場を設立しました。

1957 5月20日にリオ J ウォールが死去しました。生前は様々な発明をし、100以上の特許を申請しました。同年、ウォールは407 E. サード通りから更に広いノース通りに工場を移しました。

1960 60年代半ばにウォールはとてもユニークで革新的なフレックス刃電気カミソリを開発・生産しました。

1965 この年、ウォールの革新精神を物語るような、またも斬新な試みが行われました。トレードショーで、洋服に一本の髪の毛をも落とさずヘアカットがおこなわれ、ショーの参加者達の度肝を抜きました。これがバキューム機能付きのバリカン「バック・クリッパー」のお披露目でした。

1966 ウォールは最初の世界共通仕様のロータリーモーター式バリカンの製造を開始しました。1年以内にモーターはパーマネントマグネットタイプに変更され、新しい強力な動物用バリカンとして構築されました。

1967 最初のコード・コードレストリマーが開発され、理美容業界に紹介されました。

1970 1965年に8週間続いたストライキの影響で、一連の人事問題が26週間のストライキに発展し、組合の非認定で決着しました。同年、新たにスピード調整機能付き、レアアース、パーマネントマグネットモーター式バリカンが販売されました。

1971 蓄電池技術を用いて世界初のコード・コードレスはんだごての開発・生産を始め、新たに工具部門を設立しました。設立からわずか2週間で、アメリカ市場のシェアの90%を占めるまでになりました。

1975 ウォールの効率的な電気マグネットモーターを用いて、バイブレーション・ヒート調整機能付き足・背中用マッサージ機シリーズの生産を開始しました。

1984 業務用トリマーの販売実績と経験を生かし、世界初バッテリー式のヒゲ用トリマー「グルームズマン」を開発しました。この商品により市場に新たな商品カテゴリーができました。新しい商品が販売され、売上額が上昇するとともに、社屋の拡大が必要となりました。5250平方メートルの建物を買い取り、1992年には45000平方メートルの土地も新たに併合されました。理美容業界部門ではNo.1電気バリカンメーカーとして業界をリードし続けており、「VISIONS」というブランド名のシャンプーやコンディショナーなどをはじめとする理美容院向け商品の開発にも取り組み始めています。

1987 8月、画期的な商品「ジーカール」という商品を理美容業界にて発表しました。このカールアイロンは、髪質を問わずZ型の形をしたカールを創るユニークな商品です。1988年に小売業界でも「フレンジー」という商品が発表されました。

1989 ハンディタイプの充電式マッサージ機や、拡大鏡、理美容業務用電気バリカン「スターリングシリーズ」、電気工具、エスニック向けスペシャルシェーバー、ファッションとして残すヒゲ用トリマー、ビキニライン用トリマーなどが発売されました。

1990 ヒゲ用トリマー「グルームズマンシリーズ」がバッテリー式から充電式まで様々な仕様で開発されました。新しいへアスタイルのトレンドに合わせ、ウォールの理美容部門、小売店部門も流行の髪型に合った道具を開発しました。代表的な商品がヘアードゥードゥルやクールカッツです。電気カミソリ事業にも進出し、国際的なオーストリアの企業から設備と技術を取り入れ、ウォールの男性用・女性用シェーバーシリーズに反映されました。1991年、当時最新のダイナフレックスカッティングシステムを採用した、3種類の新しい電気かみそりの大量生産がスターリングの工場で開始されました。

国際部は海外のショーやイベントに参加しながら飛躍的な成長を続け、国内売上の約20%に匹敵するまで売上げを伸ばしました。1987年、コスト削減のための英国北ケント州・ハーンベイにある保税倉庫を含め、100%出資の販売・サービス・流通の拠点としてウォール・ヨーロッパを法人化し、海外ビジネスに本格的に取り組み始めました。 1990年に、ウォール・ヨーロッパは6000平方メートルのビルを購入移転しました。1989年と1990年には、SBAより「イリノイ州優良輸出企業」として受賞をしました。1991年に大統領より優良輸出企業に贈られる「Eアワード」の受賞に続き、1994年は「Eステアーアワード」を受賞しました。

1993 この年、お使いになる方がご自分に合った剃り深さを選べるよう、3種類の角度の違うホイルのついた「カスタムシェイブシステム」の販売促進を始めました。また、世界中で短いヘアスタイルの要求がある限り、たくさんのコード式、コードレスのバリカン・トリマーを理美容業界・小売業界で紹介されています。

1996 100%顧客満足を実現すべく、スターリング工場での在庫管理をコンピュータ管理システムに変更しました。また、39000平方メートルの敷地が追加され工場の拡張工事が終了しました。これにより、生産能力が40%アップしました。その年の後半、ドイツ・ウンターカーナッヒにある国際的なメーカー「モージャーエレクトラゲラーテGmbH」を買収しました。その際、モージャー社のハンガリー工場「クノ・モージャーKft」及び業務用バリカンの代理店「Ermila GmbH]の株式も同時に買収されました。 ウォール社とモージャー社が合併することで、世界的なパーソナルケアの会社となりました。協同でのリサーチ、開発、生産、ロジスティック、マーケティングの相互作用で、両社にとって今まで以上に世界的に認知される結果となりました。

1946年、バリカン、マッサージ機、電気かみそり、ペット用バリカンなどウォール社製品と似た品揃えで世界的なリードメーカのモージャー社が設立されました。モージャー社は上記以外にも、オーラルケア商品も生産しています。

1997 グレゴリー・S・ウォールがジョン・F・ウォールに引き続き、アメリカウォール・クリッパーの社長に任命されました。21世紀の会社の将来について、グレッグ・ウォールは「国際化」に向けての会社の方向性、国に関係なくすべての消費者に対しての責任を再構築しました。

1999 ウォール・クリッパー・コーポレーションはパーソナルケア家電、理美容師向け業務商品の国際的な業界リーダーメーカーです。現在ではオーストラリア、カナダ、中国、イギリス、ドイツ、オランダ、ハンガリー、日本、アメリカで働く社員の数は1500名を超えております。

2001年、画期的な商品「トリムバキューム」が「きれいなヒゲ、きれいな洗面台」をキャッチフレーズに、業界初、特許のバキューム機能付きヒゲトリマーとして発売されました。

今後のウォール

グレッグ・ウォールの指揮のもと、ビジョンを持って先に進み、21世紀の新しい信念を次のように決心しました。

「パーソナルケア部門においてのリーダー的地位を保つのには、常に洞察力を持たなければならない。現状の商品の弛まぬ改善をみすごさない力。消費者のニーズに合った新商品を市場に送り出す構想。常に革新的であり、ライバルより先を進む見通す力。全てのお客様をプロモーションや販売企画などでサポートし、ウォールの商品がいままで以上にシンプルで、楽しく、売りがいのあるものにするべく展望。ビジョンをもって先導することとは、新しい機会に常に敏感であること。ビジョンを共用することで、将来をいままでと違ったものにすることが必ずできるはずです。」